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精神医学と司法――kさんのコメントから―― 番外:朝青龍関の場合 (1)

大相撲は若貴全盛時代にテレビで観ていたくらいで造詣が深いわけではないのですが,さすがに横綱・朝青龍関を巡る今回の騒動については報道で目にしていました。
特に先週末,親方が朝青龍関を「強制的にでも精神科医の診察を受けさせる」旨の発言をして以降は,多少の懸念をもちながら事態の推移を見守っていました。

普通の勤め人が大事な商談をさぼって会社を休み,ゴルフに興じていたことがばれたら大目玉でしょう。
社内外の関係者に真摯に謝罪し,沙汰を待つ,というのがそうした場合の常識的な大人の対応であろうと思われます。

朝青龍関の場合は,報道を拝見するかぎりあまり常識的な方ではないのかもしれず,故に現在の状況を招いたわけでしょうが,さて,この問題に精神科医がでしゃばってくる余地はあるのでしょうか?

昨日本田昌毅なる精神科医が朝関の「診察」結果を記者団を相手に発表していました(参考:サンスポの当該記事)。
正直,本田某の発言中には首をかしげたくなる発言がいくつかありました。

まず「うつ病の一歩手前の状態」という診断です(精神医学業界では今年の流行語になりそうですが)。
氏は「抑うつ状態と,神経衰弱状態」とも仰っているようですが,それは果たして精神医学的な介入を要するレベルのものなのでしょうか。

冒頭に例として挙げた勤め人氏の場合も,恐らく抑うつ的にはなるだろうと思いますが,状況からして普通は抑うつ的になって然るべきであって,その程度が常識的なレベルに収まっているのであれば,私個人としてはそこに精神科医が介入する余地はないと考えています(もちろんうつ病を発症してしまえば治療が必要ですが)。

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2007年08月06日 06:27に投稿されたエントリーのページです。

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