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精神科医は腹の底で何を考えているか

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現在半分くらいまで読み終えたところです。
春日武彦先生の「精神科医は腹の底で何を考えているか」
春日先生の著作は学生時代から読んでいますが、どれも、精神科医によって書かれた一般の方向けの本としてはもっともわかりやすく、そしてバランスがとれていると思います。

そんな中ではこの本はやや異色を放っているかも。
患者さんに、読んでいただきたいような、いただきたくないような(笑)。


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コメント (1)

 お久しぶりです。

 春日先生の本では、若い頃に読んだ「ロマンディックな狂気は存在するか」が印象に残っています。
 ただ、この先生、時として皮肉がきつ過ぎるし、上記URLで紹介した、読売新聞の、冨髙辰一郎氏の「なぜうつ病の人が増えたのか」と、クリストファー・レーンの「乱造される心の病」についてのの「書評」そのものでは、いくらなんでもなあという無神経さを顕わにしたと感じています。
 実際読んでみると、冨高氏の本は、春日氏の書評よりも遥かに慎ましやかで冷静な筆致で、SSRIのプロモーションや副作用隠匿の影の部分を統計資料も駆使して問題提起しており、結構勉強になりましたが、レーンの本のほうは、あまりに純情な(?)精神分析おたくの英文学者のアマチュアの書いた、自説に都合のいい資料(資料自体は正しいものも多いのですが)の解釈に満ち溢れた、パラノイアスレスレの、始めに結論ありきのトンデモ本と判定しました。
 何より後者の本が、内容への「評価」は別にして、趣旨としては、あくまでも「内気」な人が「社会不安障害」にまつり上げられるDSM改訂のプロセスと、SSRIの適用の拡張についてが主題なのに、まるでうつ病が「主題」のように誤解させる書評にしてしまった時点で、この春日先生、意外と木目が粗いころをなさるなと感じさせてしまって・・・・

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2009年11月16日 22:53に投稿されたエントリーのページです。

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