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   <title>メンタルクリニック.net</title>
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   <updated>2010-07-25T04:24:27Z</updated>
   <subtitle>キャリア13年目に突入した精神科医・猫山司のブログです。
臨床屋の立場で患者さんの役に立つ情報をお伝えするとともに，私生活の悲喜こもごもを綴っていきたいと思います。
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   <title>感想：マンガで分かる心療内科</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/07/post_50.html" />
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   <published>2010-07-25T02:56:22Z</published>
   <updated>2010-07-25T04:24:27Z</updated>
   
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      <name>Nekoyama</name>
      
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<br>
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最初の2～3話を読んだ後は斜め読みで一気に5分で読了。
<br>
あえて良い悪いの評価はしませんが、読む人を選ぶ本であるように思えました。<br>
<br>
内容は、少なくとも私の目から見たかぎり間違いや偏りはなく、精神疾患やそれに対する接し方といった情報をわかりやすく伝えるという点では良書であるのかもしれません。<br>
<br>
漫画としても画風がとっつきやすく（私は普段から漫画はけっこう読む方です）、書店で手に取るのに抵抗は少ない装丁になっています。<br>
<br>
ただ……]]>
      <![CDATA[<br>
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導入のためのお茶らけ部分があまりにもくどく、そこにコマ数を使いすぎだな、という印象を受けました。<br>
正直、私には読むのがしんどかったです（全話読んだわけではありませんが）。<br>
ギャグ漫画仕立てにするのが悪いとは思いません、漫画としてのレベルが高くはないなというのが率直な感想。<br>
連載媒体であるヤングキングがマイナーリーグだという偏見はないのですが。<br>
<br>
逆にこうした作風が好みの方には優れた入門書となりうるかもしれません。ご興味がおありの方は書店でパラパラと何ページか眺めてみることをお勧めします。<br>
<br>
最後にひとつ。<br>
この本、「マンガで分かる精神科」というタイトルでは駄目だったのかなー。<br>
表紙には「【原作】 精神科医 ゆうきゆう」って明記してあるのに。<br>
本作中で取り扱われているのは基本的にすべて精神科疾患です。<br>
精神科と心療内科の混同に拍車がかかるような気がするので、こうした一般向けの本でこそ、そのあたりの区別をしっかりとしていただきたいところです（精神科と心療内科の違いや、意図的混同がまかり通っている理由については「<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/cat1/cat15/">精神科と神経科と神経内科と心療内科</a>」をご参照下さい）。<br>
<br><br>
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   </content>
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<entry>
   <title>Natsuさんからのコメント</title>
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   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2010:/blog//1.178</id>
   
   <published>2010-05-24T21:39:41Z</published>
   <updated>2010-05-26T05:04:32Z</updated>
   
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<br>
Natsuさんから、非常に示唆に富む<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2008/01/_15_2.html">コメント</a>をいただきました。<br>
<br>
たしかに、「ベンゾジアゼピンの依存は，それが形成されたのと同じ期間をかけてようやく大過なく離脱までもっていくことができる」という私の記述には舌足らずのところがあり、多くの患者さんに不安を抱かせてしまったかもしれません。<br>
なにしろ、現在の日本の精神科医療の現場では、10年以上に渡って漫然と向精神薬を処方されている患者さんはザラにおられるからです。<br>
<br>
コメントをいただいたエントリーを書いたときは私は漠然と2～3年程度の期間ベンゾジアゼピンを服用していた患者さんで処方を中止する場合をイメージしていたのですが、それ以上の長期服用に至ってしまった患者さんへの対処についても触れておくべきでした。<br>]]>
      <![CDATA[<br>
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もっとも、原則的には、「10年物」、「20年物」の患者さんの薬剤整理が難しいのは確かで、中止はできない場合も少なくありませんし、減量・中止まで持っていける場合でもやはり年単位の時間がかかることが大半です。<br>
<br>
Natsuさんの場合は、処方が比較的単純だったことと、飲まれていた薬がメイラックスだったことが有利に働いたのではないかと愚考します。<br>
<br>
メイラックスは長時間作用型の精神安定剤で、中止してもすぐには脳や体から脱けずに、徐々に血中濃度が落ちていきます。<br>
つまり、仮に急激に中断しても、短時間もしくは中時間作用型の安定剤を時間をかけて漸減したときのような体内動態を示すということです。<br>
<br>
このため、私も含めて、ベンゾジアゼピン依存が生じた患者の薬物を減量したがるタイプの精神科医は、まずその患者さんが飲んでいるベンゾジアゼピンをメイラックスに置換し、それでも症状が落ち着いていたらメイラックスを減量する、という手法をよく用います。<br>
<br>
Natsuさんはまさにそれと同じことをされたわけなので、このことが精神力・克己心とともに、「勝因」になったのではないでしょうか。<br>
<br>
それ以前に、Natsuさんの主治医はなぜ10年間も投薬を続けていたのだろうという疑問は残りますが……。<br>
<br>
ともあれ、大変参考になる体験談でした。ありがとうございました。<br>
<br>
<br>
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   </content>
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   <title>さかきさんのご質問に対する回答➂：睡眠薬の精神依存</title>
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   <published>2010-03-31T05:02:44Z</published>
   <updated>2010-05-25T04:38:01Z</updated>
   
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<br>
「睡眠薬とりわけbenzodiazepine系睡眠薬は、精神科臨床のみならず一般科においても処方される頻度が最も高い向精神薬の1つである。睡眠薬の乱用・依存問題は、現在の薬物関連問題の中で突出してはいないものの、歴史と広がりをもっている。精神科臨床における睡眠薬関連症例は、薬物関連精神障害の10％程度を占め、抗不安薬等の併用率が高く，75％以上が依存症候群の診断を満たしている。睡眠薬の長期使用は、軽度とはいえない<strong>精神依存</strong>、身体依存をもたらし、比較的速やかに依存に至ることが示唆される」（尾崎茂、和田清．睡眠薬乱用・依存の実態と対策．<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/03e49753.f2516a2c.03e49754.8b56e5f8/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f4138943%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f11911824%2f" target="_blank">臨床精神薬理 9巻10号</a>）<br>
<br>
ここで述べられているのは、精神安定剤や睡眠薬といったベンゾジアゼピン系薬物に対する依存には、身体依存と精神依存とがあるということです。<br>]]>
      <![CDATA[<br>
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私がここまでこのブログで言及してきたベンゾジアゼピン依存は主に身体依存で、これはある種の薬物が連続投与されたことで生じた脳の微細な器質的変化に伴う現象で、語弊があるかもしれませんが、「真の依存」と呼ぶことができます。<br>
<br>一方、精神依存は、今のところは患者さんの「気の持ちよう」と言えなくもない側面があります（将来的には精神依存の生物学的基盤がみつかるかもしれませんが）。<br>
<br>
端的な例としては、軽症または治りがけのパニック障害患者さんで、「お守り代わりに」と主治医に言われて安定剤を1錠バッグの中に入れて電車に乗ると、実際には安定剤は使用しないのだけれど、なんとなく安心感があって発作が起きない、という方は少なくないのではないでしょうか。<br>
これは精神依存を治療的に用いた例と言えます。<br>
<br>
睡眠薬でも同じようなことは起こりえます。<br>
<br>
さかきさんが少量のデパスを止められない理由のすべてが精神依存で説明できるとは思いませんが（たとえば、デパスを分解する肝酵素の発現が少ないためにデパスの作用・副作用が強く現れてしまう、いわゆるpoor responderである可能性もあります）、さかきさんが睡眠薬をやめるにあたってはご本人も主治医も、念頭に置いておかなければならないファクターのひとつではあります。<br>
<br>
精神安定剤や睡眠薬を減量・中止する際には、主治医は薬の薬理学的側面だけではなく、それに伴う患者さんの精神力動を理解してテーラーメイドの減量計画を立てる必要がありますし、患者さんの側にも、正しい意味での「心構え」が必要になると言えるでしょう。<br>
<br>
<br>
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   </content>
</entry>
<entry>
   <title>さかきさんのご質問に対する回答②</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/03/post_47.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2010:/blog//1.176</id>
   
   <published>2010-03-31T04:20:33Z</published>
   <updated>2010-04-03T12:57:17Z</updated>
   
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<br>
さかきさんの不眠が精神医学的な基礎疾患を伴わないものであるという仮定でお話をします。<br>
<br>
私がさかきさんの主治医であったとしたら、（最初からデパスを処方しないであろうと思いますが）、さかきさんがデパスを止めたいと希望されたら、ただちにデパスの処方を中止します。<br>
<br>
代わりに何か他の薬を処方するということもしません。<br>
<br>
そもそも薬物を必要とするような不眠であったかどうかが疑わしいところですし、1日量0.5mgのデパスを3ヶ月飲んだからといって依存が生じている可能性はきわめて低いからです。<br>
<br>
薬を止めて、「しばらく様子を見てください」と告げて、2週間後くらいに来院していただくことになるでしょう。<br>
<br>
ここからはさかきさん個人の問題ではなく、一般論として話を進めます。<br>
<br>
上記のような対応をした場合、患者さんの反応はいくつかの典型的なパターンに分かれます。<br>
「はい、わかりました」と納得される方は稀で、大多数の患者さんが、不満や不安を表出します。<br>
<br>
それを撥ねつけて（私が実臨床でそれをやることはまずありませんが）帰宅させた場合、経験的には、半数の患者さんは2週間後に来院しません。<br>]]>
      <![CDATA[<br>
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予定よりも早く来院して「やはりぜんぜん眠れないので何とかしてください」と希望されるか（多くの場合は服薬再開を希望されます）、逆に2週間を超えても来院せず、私の外来の受診自体を止めてしまいます。<br>
後者のタイプの患者さんが、不眠が治ったが故に来院しなくなるのかといえばそれは稀で、主治医変更を希望して同じ病院の他の医者にかかったり、他院に移ってしまったりします。<br>
<br>
残り半数の患者さんについても似たようなもので、「2週間頑張りましたが、やっぱり眠れませんでした」と仰られて、やはり服薬を再開する例が大多数です。<br>
<br>
この工夫のないやり方で睡眠薬の中止が成功する確率はきわめて低いと言うことができます。<br>
<br>
しかしなぜ、本来睡眠薬が必要ではなく、かつ依存も生じていない患者さんにおいてこのようなことを起こるのでしょうか？<br>
<br>
それには、精神安定剤や睡眠薬の依存にはもうひとつの側面――「精神依存」が大きくかかわっています。<br>
<br>
→「さかきさんのご質問に対する回答➂」へ<br>
<br>
<br>
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   </content>
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<entry>
   <title>さかきさんのご質問に対する回答①</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/01/post_48.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2010:/blog//1.175</id>
   
   <published>2010-01-26T11:27:36Z</published>
   <updated>2010-03-31T05:02:38Z</updated>
   
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<br>
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<br>
さかきさんのご質問にお答えするためには、さかきさんがどのような診断に基づいてデパスを処方されたのかをまず知る必要があります。<br>
<br>
他に精神医学的な疾患がなく、不眠だけが問題である場合であっても、その不眠に対して「概日リズム睡眠障害」のような診断が付くこともあります。<br>
「なぜ眠れないのか」がわかれば、薬物療法以外の対応が可能かもしれません。<br>
<br>
また、うつ病のような精神医学的基礎疾患があった上での不眠であるならば、原病がよくならないうちは、不眠だけが改善することは稀かもしれません。<br>
この場合のうつ病と不眠は、風邪と咳のような関係にあるといえます。<br>]]>
      <![CDATA[<br>
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いずれの場合も、第一義的には、まず主治医に診断と服薬の見込み期間を確認すべきでしょう。<br>
<br>
本来、医師が薬物を処方する際には、「出口戦略」をあらかじめ考えていて然るべきです。<br>
<br>
外科医は、手術を始める前に、その手術の手順が頭に入っていて、どれくらいの時間でメスを置けるかを把握しています。でなければそもそも手術を行なうべきではないでしょう。もちろん、不確定要素のために当初の計画通りに手術が進まなかったり、合併症を起こすことはありえるでしょうが、それは行き当たりばったりに患者さんのお腹を切ることとは違います。<br>
<br>
睡眠薬を含めて、医学行為であるかぎり、薬の処方も同じように、その後の経過に関する一定の見立てのもとに行なわれなければなりません。<br>
<br>
しかし残念ながら、日本の精神科の臨床においては、「処方した薬を最終的にどうするか」を決めずに、「とりあえず」患者さんの症状や訴えに応じて、診察医が良かれと思う薬を処方し、それが漫然と継続されることが少なくありません。<br>
<br>
→「<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/03/post_47.html">さかきさんのご質問に対する回答②</a>」へ


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   </content>
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<entry>
   <title>エスシタロプラム（シプラレックス/レキサプロ）日本登場？</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/01/post_46.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2010:/blog//1.174</id>
   
   <published>2010-01-10T13:28:52Z</published>
   <updated>2010-01-19T14:09:07Z</updated>
   
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      <name>Nekoyama</name>
      
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満を持して、といったところでしょうか。<br>
<br>
新年早々届いたニュースです。<br>
<br>
<a href="http://www.mochida.co.jp/news/2009/pdf/0107.pdf" target="blank"><strong>抗うつ剤「エスシタロプラム」の日本国内における販売契約締結のお知らせ</strong></a><br>
<br>
持田製薬が治験を行なっているのは知っていましたが、精神科領域で名前が通っているとは言えない会社なので、治験も、それがうまくいったとしてもその後の販売も、苦戦するのではないかと予想していました。<br>
<br>
こうしたプレスリリースが出るということは治験がうまくいっているのでしょうから、まずはめでたし、というところでしょう。<br>
<br>
新薬が出たからといって臨床の現場での治療成績がよくなるという実感は正直言ってあまりないのですが、選択肢が増えるのは悪いことではないでしょう。<br>
<br>]]>
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<br>
田辺三菱製薬が共同販売するということは、「吉富」の名の下にエスシタロプラム（シプラレックス/レキサプロ）が売られるということですね。<br>
<br>
精神科領域では絶大なブランドなので、エスシタロプラムそのもののネームバリューとも相俟って多くの精神科医がこの薬を使用することになりそうです。<br>
適正に用いられてくれるといいのですが。<br>
<br>
しかしまあ、ルンドベック社が作って持田製薬が治験して、田辺三菱製薬のグループ企業である吉富製薬が販売する、というのは、どうにも複雑なお話です。<br>
それぞれの会社に得手不得手があるということなのでしょうが、安全情報の提供等がスムーズになされるものなのかどうか、若干の懸念はあります。<br>
<br>
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   <title>新年明けましておめでとうございます</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2010/01/post_45.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2010:/blog//1.173</id>
   
   <published>2010-01-09T13:14:38Z</published>
   <updated>2010-01-19T14:09:54Z</updated>
   
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<br>
……という時期でもないですね（笑）。<br>
年中行事でもある年末年始の繁忙期を抜け出しつつある今日この頃です。<br>
<br>
早いもので、このブログを書き始めてから5度目のお正月を迎えました。<br>
<br>
我ながら続いてるものだなーと思う反面、数えてみたら昨年は14回しか記事を書いていないことがわかって少し反省。<br>
<br>]]>
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継続は力、ということで、思いつきでもいいので最低でも週に1本はこのブログの記事を書くことを年初の目標としたいと思います。<br>
もちろん、中身も充実させられるよう頑張ります。<br>
<br>
今年もよろしくお願いします。<br>
<br>
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   <title>精神科医は腹の底で何を考えているか</title>
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   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.171</id>
   
   <published>2009-11-16T13:53:25Z</published>
   <updated>2009-12-15T03:56:07Z</updated>
   
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<hr>
現在半分くらいまで読み終えたところです。
春日武彦先生の<a href="http://hb.afl.rakuten.co.jp/hgc/03e49753.f2516a2c.03e49754.8b56e5f8/?pc=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fbook%2f5966099%2f&m=http%3a%2f%2fm.rakuten.co.jp%2fbook%2fi%2f13120769%2f" target="_blank">「精神科医は腹の底で何を考えているか」</a>。
春日先生の著作は学生時代から読んでいますが、どれも、精神科医によって書かれた一般の方向けの本としてはもっともわかりやすく、そしてバランスがとれていると思います。

そんな中ではこの本はやや異色を放っているかも。
患者さんに、読んでいただきたいような、いただきたくないような（笑）。


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   <title>二階堂さんへの回答</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/10/post_44.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.170</id>
   
   <published>2009-10-21T21:53:26Z</published>
   <updated>2009-10-22T12:24:34Z</updated>
   
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<br>
<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2008/01/_15_2.html#comments" target="blank">今年の1月にいただいていたご相談</a>なのですが……。<br>
賞味期限切れを承知で、今年いただいたご質問には今年中に答えていきたいと思います。<br>
<br>
結論から申し上げると、私には二階堂さんのご質問に対する明確な回答をお示しすることはできません。<br>
担当医にとってもかなりタフな症例だと思います。<br>
情報が限られていますので薬理学的な側面だけから検討しますが、<br>
<br>
1) 抗うつ薬を飲むと強い頭痛と吐き気が現れる（診断はうつ病なのでしょうか？）<br>
→セロトニン再取り込み阻害作用がある抗うつ薬（ほとんどの抗うつ薬が該当します）では嘔気と頭痛が現れることがあります。頭痛に関しては色々なタイプがあるので、抗うつ薬との関係は一概には申し上げられませんが（例えば、偏頭痛や群発頭痛にSSRIが有効とする知見があります）。<br>
<br>
2) 昼と夕方に、テグレトール200ミリ（計400mg/日？）<br>
→テグレトール（カルバマゼピン）は抗うつ薬としての適応はありませんが、構造的には三環系抗うつ薬と類似しているので、抗うつ薬の代替として使用されることが稀にあります（私は使用した経験がありませんし、カルバマゼピンがうつ病治療の主剤となりうるとは思えませんが）。<br>
もし二階堂さんの診断が躁うつ病であるのであれば、気分安定薬として日本で適応がある3剤のうち、炭酸リチウムとバルプロ酸はともに吐き気の副作用があるので、消去法でカルバマゼピンが使用されたのかもしれません。<br>
ちなみに、カルバマゼピンの血中濃度はいかほどなのでしょうか？<br><br>]]>
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3) 寝る前に　フルニトラゼパムをミリ数を変えて二錠、マイスリー10ミリ、アメル、レボトミン15ミリを粉にして飲んでいます。<br>
→フルニトラゼパムとマイスリーはベンゾジアゼピン系睡眠薬なので、再三申し上げている通りに依存は生じうるでしょう。レボトミン（レボメプロマジン）は抗精神病薬ですが、鎮静作用が強いので、頑固な不眠がある方には日本ではよく使用されます。<br>
アメルは……これまたカルバマゼピンのジェネリックですが、寝前に投与されている意義は図りかねます。<br>
<br>
4) レボトミンを10ミリにすると吐き気に襲われ、昨年二週間で20キロ痩せてしまいました。<br>
→レボメプロマジンと酷似した化学構造と薬理学的プロフィールを有するクロルプロマジンには制吐剤としての適応があるので、レボメプロマジンにも同様に吐き気を抑える作用がある可能性は大です。<br>
そのレボメプロマジンを減らすと吐き気に襲われるということは、嘔気を生じさせるような「何か」が二階堂さんの心身に生じていて、それを抑えるためにはレボメプロマジンが最低15mg/日必要だということを意味している……と解釈してもいいかもしれません。<br>
<br>
5) 現在日中に一時間散歩すると十時間眠り、昼寝までします。<br>
→しかし一方で、二階堂さんは明らかに過鎮静と言える状態にあるようです。そのためレボメプロマジンの減量が試みられているのでしょうが、吐き気のためにうまくいかないということでしょう。<br>
可能ならばフルニトラゼパムの調整はなされてもいいように思いますが、鎮静作用から考えると、日中の眠気の問題は確かにレボメプロマジンが減量されなければ解決されないようには思えます。<br>
<br>
6） 吐き気止めを飲んでも効きませんでした。ガスターも効きません。
→レボメプロマジンが二階堂さんの吐き気に効くのであれば、同じ機序で制吐作用を発揮するプロメタジンやメトクロプラミドといった制吐剤は効きそうな気がしますが……。<br>
ガスターを処方されたということは、何らかの胃の疾患を疑われたということでしょうか？<br>
<br>
7) これって一種の依存状態なのでしょうか。
→これには何ともお答えしようがありません。レボメプロマジンへの依存が生じていて、その離脱症状として嘔気が生じているのだろうか、というご趣旨のご質問なのであれば、それは違うように思われます。<br>
<br>
臨床では時に二階堂さんのような難しい症例に遭遇しますが、この場合は、問題を整理しつつ、使える資源を最大限に使って解決を試みるべきでしょう。<br>
<br>
① まずそもそも二階堂さんの精神科的な診断名は何なのでしょう？<br>
② 強い吐き気の原因は？　精神疾患の身体化症状？　薬の副作用？　何らかの身体疾患？　この後ろから順に検討されてくべきです。<br>
③ 身体疾患の除外もしくは確定診断のために消化器内科や脳神経外科を受診されたことはあるのでしょうか？　あったとすれば結果はいかがなものだったのでしょう？　ないのだとすればすぐにでも身体的精査を受けるべきです。<br>
<br>
……と、まあ、これくらいが、私の立場でできる最大の助言です。<br>
お役に立てなくて申し訳ありません。
<br>
<br>
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   </content>
</entry>
<entry>
   <title>未読：グラーグ57</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/10/57.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.169</id>
   
   <published>2009-10-11T11:07:29Z</published>
   <updated>2009-10-11T11:23:15Z</updated>
   
   <summary>  以前に読んだ「チャイルド44」の続編です。 先月書店に並んですぐに購入してい...</summary>
   <author>
      <name>Nekoyama</name>
      
   </author>
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/">
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以前に読んだ「<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/01/44.html" target="blank">チャイルド44</a>」の続編です。
先月書店に並んですぐに購入していたのですが未だ読めていません。この連休に読むつもりでしたが、いつも通りにあれやこれやでまだ手をつけられていません

こうして本棚の肥やしが増えていきます……。


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   </content>
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<entry>
   <title>新規抗うつ薬ミルタザピン（レメロン/リフレックス）②</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/09/post_42.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.168</id>
   
   <published>2009-09-15T12:18:23Z</published>
   <updated>2009-10-02T13:25:32Z</updated>
   
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         <category term="薬物療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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<br>
ミルタザピン（商品名：レメロン錠（シェリング・プラウ株式会社）/リフレックス錠（明治製菓株式会社）登場に伴ってノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬（NaSSA：Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant）という新しいカテゴリーが登場したことにも、同様の背景があります。<br>
<br>
現在でこそSSRIとSNRIが抗うつ薬市場を席巻していますが、これらの薬が登場するまでは、三環系抗うつ薬と四環系抗うつ薬が、うつ病の薬物療法の主流を占めていました。<br>
<br>
この、「三環系」、「四環系」もカテゴリーの名前ですが、SSRIやSNRI、NaSSAとは異なり、そこに属する抗うつ薬の作用機序ではなく、それらの特徴的な化学構造を表しています。<br>
<br>
このため、同じ三環系に属する抗うつ薬であっても、例えばクロミプラミン（アナフラニール）のように主にセロトニン再取り込み阻害作用がその作用機序と目されているものもあれば、イミプラミン（トリプタノール）のように、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みをバランス良く阻害するものもある、といった具合で、「三環系」というカテゴリーの中に薬理学的プロフィールが異なる薬物が押し込められています。<br>
<br>]]>
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「四環系」も同様で、ここに属するマプロチリン（ルジオミール）やミアンセリン（テトラミド）、セチプチリン（テシプール）といった抗うつ薬の作用機序は、三環系以上にバラエティに富んでいます。<br>
<br>
逆に、SSRIに属する抗うつ薬は、作用機序こそ似通っていますが、化学構造はそれぞれ全く異なります。<br>
<br>
ことほどさように抗うつ薬（だけではありませんが）の分類には医学的・科学的に根拠がない……とまでは申しませんが、あまりそれだけにこだわるほどの意味はないと私は考えています。<br>
<br>
作用機序が同じSSRIであっても、例えばパキシルは全く効かないけどジェイゾロフトだと著効する患者さんがいます。<br>
これは、パキシルとジェイソロフトの化学構造の相違に由来するなんらかの「相性」の問題なのかもしれません。<br>
<br>
化学構造が酷似した三環系抗うつ薬であっても、トリプタノールがよく効き、アナフラニールはあまり効かない患者さんがいます。<br>
これは、両薬の間のノルアドレナリン再取り込み阻害能とセロトニン再取り込み阻害能のバランスの違いに起因するのかもしれません。<br>
<br>
抗うつ薬の効果や副作用の発現には、作用機序や化学構造だけではなく、おそらくいくつかの未知のファクターが関与しており、これに患者さん側の体質や環境要因などが関与してきます。<br>
このため、どの患者さんがどの薬によって最大の利益を得ることができるかを事前に予測することは困難です。<br>
このことが、SSRI全盛の時代になっても三環系や四環系抗うつ薬が淘汰されずにいる最大の理由でしょう。<br>
<br>
日本の精神科医療はNaSSAという新しい治療選択肢を手に入れました。<br>
この薬によって救われるであろううつ病患者さんがおられるであろうことは疑いの余地がありません。<br>
一方で、この薬が従来薬を駆逐することはないでしょう。<br>
<br>
精神科医は、この新しい治療薬によってえられる利害得失を謙虚に学ぶとともに、NaSSAなる称号に踊らされることなく、患者さんの利益を最優先して治療方法を選択していくことが肝要であると愚考します。<br>
<br>
ちなみにミルタザピン（商品名：レメロン錠（シェリング・プラウ株式会社）/リフレックス錠（明治製菓株式会社）は、化学構造としては四環系抗うつ薬に分類されます……。<br>
<br>
<br>
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   </content>
</entry>
<entry>
   <title>精神科薬物療法に対する猫山司のスタンス</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/08/post_41.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.167</id>
   
   <published>2009-08-16T11:40:00Z</published>
   <updated>2009-08-16T12:28:30Z</updated>
   
   <summary>またまたお久しぶりになってしまいました。 皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は...</summary>
   <author>
      <name>Nekoyama</name>
      
   </author>
         <category term="セカンドオピニオン" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/">
      <![CDATA[またまたお久しぶりになってしまいました。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。私は携帯電話を肌身離さず所持しつつのお盆休み中です。

さて、最近、拙ブログのコメント欄でセカンドオピニオンを求められることが多くなってきたように感じています。
また、その内容に一定の傾向があるように思われるため、今後の無用な混乱を避けるために、精神科薬物療法に関する私のスタンスをここで改めて表明しておくことにします。

というのも、最近寄せられるご質問やご相談に、「薬をやめたいのだがどうしたらよいか」という趣旨のものが目立つように感じられるからです。
これまで私が拙ブログでベンゾジアゼピン系薬物や抗うつ薬の副作用や離脱症状について言及してきたからなのかもしれませんが、では私が実臨床でこれらの薬物を使用しないのかと言えばそんなことはありません。

むしろ私は、向精神薬を積極的に治療に用いるタイプの精神科医であると自認しています。
副作用が無い薬など存在しませんから、薬を使用することのメリットとデメリットのバランスを常に念頭に置いて置かなければなりませんが、少なくとも初期・急性期の治療における向精神薬の有用性に私は一片の疑いももっていません（将来的にはもっと有効で安全な治療法が現れる可能性は否定しませんが）。

ただ、薬剤の選択や使用量、使用期間について精神科医はもっと敏感になるべきであるというのが私の持論であり、拙ブログで表明してきた主張であるつもりです。

したがって、拙ブログに寄せられたご質問に対する回答も、「薬をいかにやめるか」ではなく、「薬の使用をいかに最適化していくか」という視点でお示ししていくことになると思います（薬の最適使用の中に「薬の中止」という選択肢も含まれます）。
時間の許す限りご質問にはお答えしていく所存ですが、この点はあらかじめご了承いただきたく、本エントリーを執筆することとしました。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。


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   </content>
</entry>
<entry>
   <title>ふみまろさんへの回答</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/07/post_39.html" />
   <id>tag:www.mental-clinic.ne.jp,2009:/blog//1.165</id>
   
   <published>2009-07-19T14:25:48Z</published>
   <updated>2009-07-19T14:40:36Z</updated>
   
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   <author>
      <name>Nekoyama</name>
      
   </author>
         <category term="薬物療法" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
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<br>
双極性障害の治療方針に関して<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2009/05/_22.html#comments">ふみまろさんからいただいていた質問</a>に対する回答です。<br>
ふみまろさんのブログのコメント欄に回答したのですが、字数制限のために受け付けられなかったので、このブログのエントリーに回答（らしきもの）を掲載させていただきます。<br>
<hr>
拙ブログにコメント・ご相談をいだたいてから時間がたってしまい申し訳ありませんでした。<br>
ここまでの記事を読ませていただいた感想と、あとは少し回答じみたものを。<br>
<br>
まず、「双極性障害というのは脳の病気だから薬を中心とした治療」がよいのでは、というふみまろさんの持論は正しいと思います。<br>
ただ、脳の活動に影響する要素は薬だけではないことには留意すべきでしょう。<br>
<br>
少なからぬ患者さんは、精神的なストレスを契機として精神疾患を発症したり、症状が増悪したりします。<br>
つまり、環境因子が、そしてそれをどの程度のストレスと感じるかが（つまり「認知」ということになるのでしょうか）、「脳の病気」に影響を及ぼすわけです。<br>
<br>
逆に言えば、環境調整や、ある種の精神療法が、症状を改善させたり、安定させたりする可能性は否定できないでしょう。<br>
<br>
なので、主治医氏がそのような意味で「生き方について考え」ると言ったのであれば、私もそれはまあそうかなと思います。<br>
ブログを拝見する限りはふみまろさんは既にラピッドサイクラー化してしまっているようなので、薬物療法に関しても主治医氏の意見は正しいと思います。<br>
<br>
ただし、教科書的に正しい治療方針が常に実臨床にそぐうかと言えば、答はノーです。<br>
<br>]]>
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1) このご時世、パフォーマンスの悪い従業員を気長に雇ってくれる職場は多くはありません。確かに「仕事がすべてではない」のかもしれませんが、職を失うリスクや、それが病状に及ぼす影響について、先生はどのようにお考えですか？<br>
<br>
2) 解雇になったら収入源を失うわけですが、そうなったらどのように暮らしていけばよいのでしょうか？　障害年金ですか？　それはいつから、いくらもらえるものですか？<br>
<br>
3) 職を失うことによる自己評価、家族の評価、社会的評価の下落や、それによる病状悪化のリスクについてはどのようにお考えですか？　私の認知の問題でしょうか？<br>
<br>
4) 先生のご指導に従って、仕事を辞め、生き方を改め、治療に専念したら病気は治りますか？　治るとしたらどれくらいかかりますか？　治らなかったとしたら、逸失利益を賠償してくださいますか？<br>
<br><br>
といった質問を主治医氏にしてみることをお勧めします。<br>
もちろん、そもそも答えられるはずがない意地悪な質問で、聞き方次第では脅迫ともとられかねないものです。<br>
しかし、おこがましくも患者さんの「生き方」に対して口を出すのならば、この手の質問に対して一定の答は用意しておくべきでしょうし、患者さんの生活を守る現実的な方策についても通じているべきでしょう。<br>
<br>
主治医氏がどう答えるか、どう答えないかが、彼の技量を評価し、転院を考える検討材料のひとつになるような気はします。<br>
<br>
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   <title>新規抗うつ薬ミルタザピン（レメロン/リフレックス）①</title>
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   <published>2009-07-07T12:33:18Z</published>
   <updated>2009-07-19T13:37:50Z</updated>
   
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   <author>
      <name>Nekoyama</name>
      
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ミルタザピン（商品名：レメロン錠（シェリング・プラウ株式会社）/リフレックス錠（明治製菓株式会社）」の発売が明治製薬からプレスリリースされました（<a href="http://www.meiji.co.jp/corp/news/2009/0707_2.html" target="blank">うつ病治療薬「レメロン錠/リフレックス錠」の製造販売承認取得のお知らせ</a>）。<br>
<br>
治験成功というニュースが耳に届いてからずいぶんと時間がたっているので、満を持して登場、という雰囲気が漂う一方で、私などはこの久方ぶりの新薬にどの程度の期待を寄せてよいものか図りかねているというのが正直なところです。<br>
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ミルタザピンは、プレスリリースにもある通り、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬（NaSSA：Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant）という新しいカテゴリーに属する抗うつ薬です。<br>
しかし、SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）やSNRI（セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬）といったカテゴリーと同様に、このNaSSAもまた、特別な根拠や定義はない、恣意的な区分にすぎません。<br>
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例えば、SSRIとカテゴライズされる薬の中には、SNRIのあるものと遜色のない強さでノルアドレナリンの再取り込みをも阻害するものがあります。<br>
SSRIというとあたかもセロトニンの再取り込みだけを妨げ、特異的に脳内のセロトニン濃度を上昇させる薬であるかのようなイメージを抱かされますが、患者さんの頭の中で起きていることは、SSRIを飲んだ場合とSNRIを飲んだ場合とでものすごく大きな違いはなかったりするのです。<br>
<br>
セロトニンとノルアドレナリンの再取り込み阻害能の比が5：1以上だったらSSRIで、未満だったらSNRI――といったような明確な定義はありません。<br>
では、ある抗うつ薬がセロトニンとノルアドレナリンの再取り込み阻害作用の両方を持っていた場合に、その薬をSSRIと呼ぶか、SNRIと呼ぶかはどのようにして決められるのでしょうか？<br>
<br>
極端に言ってしまえば、その薬を販売する製薬会社が、彼らにとって都合の良い呼称を選び、プロモーション活動によってそれを定着させます。<br>
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>>>新規抗うつ薬ミルタザピン（レメロン?錠/リフレックス?錠）②<br>
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   <title>睡眠薬と安定剤の正しい止め方 (21.5)</title>
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   <published>2009-05-07T13:40:31Z</published>
   <updated>2009-05-19T03:58:37Z</updated>
   
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      <name>Nekoyama</name>
      
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おひさしぶりです。
3月1日以来のエントリー投稿となります。
実のところ、まったくブログに手をつけられないほど多忙が続いていたというわけではないのですが、間が開けば開くほど書きづらくなってしまい、結果的には2ヶ月半もずるずるとブログを放置する結果となってしまいました。

ゴールデンウィークでリフレッシュした……というわけでもないのですが、リハビリがてら、更新をさぼっていた間にいただいていた質問にお答えするところから再開しようと思います。

ブログランキングなどは更新が滞ると素直に下落してきますが、それでも拙ブログに目を留めてくださる読者の方々はおられ、コメント欄に質問や励ましのお言葉をいただきましたことにお礼を申し上げるとともに、ご質問に対する回答が遅くなりましたことをお詫びいたします。

さて、再開第1回目は、<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2008/07/_21.html" target="blank">「睡眠薬と安定剤の正しい止め方 (21)」のコメント欄にさかきさんからいただいたご質問</a>への回答です。]]>
      <![CDATA[いま見てみると、コメントをいただいたのは今年の4月18日ですが、記事自体は2008年7月6日に投稿されたものです。
「<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/cat12/" target="blank">睡眠薬と安定剤の正しい止め方</a>」は、書き始めてみると、当初思い込んでいたよりもずっと非常に入り組んだ問題で、未完のまま他のシリーズが始まるなどして、事実上頓挫していたシリーズです。

一方で、このシリーズには読者の皆様方から多くのコメントや質問が寄せられており、<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2008/07/_21.html" target="blank">さかきさんのご質問</a>をいただいて、再開の必要性を強く再認識しました。

近日中に「睡眠薬と安定剤の正しい止め方 (22)」を執筆する所存ですが、<a href="http://www.mental-clinic.ne.jp/blog/archives/2008/07/_21.html" target="blank">さかきさんのご質問</a>への回答にたどり着くにはかなりの時間がかかりそうなので、ここではあらかじめ回答から明かしておこうと思います。

依存性がなく、翌日への持ち越しが少ないという特徴を持つために、睡眠薬依存を患者さんに対して私がしばしば用いている薬はセロクエル（クエチアピン）という抗精神病薬です。

>>>睡眠薬と安定剤の正しい止め方 (22)


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