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睡眠薬と安定剤の正しい止め方 (4)

ボクシングの世界では,「パウンド・フォー・パウンド最強」という形容の仕方があります。
同じ体重の選手の中では最強,というほどの意味です

ボクシングファンの方でなくても何となくはご存知であろうと思いますが(私も熱心なボクシングファンではありません。亀田大毅 vs 内藤大助の世界戦はさすがにテレビ観戦すると思いますが),ボクシングは階級制の競技です。

体の大きさが違うと当然ながらパンチ力や打たれ強さが違うので,体重で階級分けしないと公平な勝負にならないということなのでしょう。

ベンゾジアゼピン系の精神安定剤や睡眠薬にも似たようなことが言えます。

以前の記事でベンゾジアゼピン系睡眠薬・安定剤の作用機序について簡単に述べたことがありますが,要するにGABAという脳内物質の働きをコントロールすることで抗不安作用や睡眠作用を発揮します。
脳内のGABA受容体にベンゾジアゼピン結合部位という「鍵穴」があって,この鍵穴に「ガッチリ」嵌まり込む薬ほど「強い」薬であるということになります。
この「ガッチリ」度を「親和性」と呼びます。

この親和性は薬ごとに違います。
例えば現行の睡眠薬ではハルシオン(一般名トリアゾラム)はベンゾジアゼピン結合部位との親和性がもっとも高い薬のひとつです。

ならば,ハルシオンが「強い」眠剤なのかと言えば,臨床的には必ずしもそうは言えません。

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2007年09月24日 10:28に投稿されたエントリーのページです。

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